はきだめFM

無職が頑張らないブログ。助けてくれ。

生活圏にタピオカ屋ができてしまった。非常に困った。

f:id:MURASAKIwani:20191018164638j:plain



 

まいった。非常にまいった。

マズい。これはかなりマズい。味ではなく感情として。

無職である僕の生活圏内にタピオカ屋ができてしまった。

 

はじまりの村に魔王城が出来てしまうぐらいヤバい。

おかあさんといっしょハリウッドザコシショウが出演するぐらいキャパオーバーだ。

 

無職である僕は最寄り駅周辺をフラフラしては喫茶店でパソコンをカタカタしている。

時にはベンチで読書をし、時にはお散歩がてらラジオを聴取している。

そんな僕にとって最大の危機だ。

 

なぜならタピオカ屋ができてしまったらその周辺は女子中学生、女子高校生、女子大生、OLなどに席巻される。

カップルやイケイケの男子高校生、原宿的な大学生も湧く。

僕のテリトリーにそぐわない光属性の魔物が召喚される。

 

僕が座っている駅前のベンチはtiktokerやインスタグラマーに占領され、喫茶店は光に溢れ、湿り気のある僕たちは迫害される。

ラジオを聞くも場所がない。家には彼女がいるからだ。働いているフリをしなければならない。

僕という無職はここで滅亡することになる。

 

 

更に僕の絶望に拍車をかけるのは立地である。

タピオカ屋は小さいながらも新しいだけあって人気だ。

列が分断されているぐらい並んでいる。ソアリンさながらだ。

 

そしてその立地は僕の大好きな「お魚屋さん」のすぐ近くである。

 

僕がカワハギの肝醤油和えを食べたいとき、タピオカ列をぶった切らなければならない。

僕が鯛をしゃぶしゃぶしたいとき、インスタグラマーの前を横切らなければならない。

僕がイクラを欲したとき、黒い魚卵ミルクティーを想像しなければならない。

 

僕にとって大打撃である。

買うわけでもなくお魚が見たいときだってあるのに。

入荷したお魚や旬を知りたいときだってあるのに。

タピオカは非情にも僕の前に立ちふさがる。

 

魚卵vsタピオカ

肝醤油vsミルクティー

人参ツマvsイチゴソース

バランvs緑のストロー

 

そんな争いが脳内で繰り広げられる。

勝てるビジョンはない。

JKと無職では月とスッポンよろしく銀河系とコーヒーの出がらし。

 

 

どうする?俺。

 

お魚屋さんに行くには必ずタピオカ屋の前を通らなければならぬ。

そしてお魚屋さんに行くタイミング(夕方)はタピ民でごった返している。

詰みか。僕が何の罪を犯したというのだ。つみれ汁を作りたいだけなのに。

無職はそんなに悪だろうか。

 

 

時が経てばタピオカ屋は飽きられるだろうか。それまで我慢するべきだろうか。

否。僕は抗いたい。黒魚卵肝醤油ドリンクに抗いたい。

 

 

まず時間をずらす。

お昼にお魚屋さんに行って目ぼしい魚種を取り置きしてもらう。夜にお魚ちゃんを迎えに行く。

こうすることでタピ列を分断することなく比較的スムーズにお魚屋さんに行ける。

 

次にクレームを入れる。

常套手段である。

その生活圏内の無職を脅かす店舗運営は改善すべきである。ていうか普通に対策しろよ。

 

最後はブラつくエリアを変える。

ブラつくエリアがタピオカ屋のテリトリーと被っているから僕の安息の地は無くなった。

であるならば僕は逃げるしかない。

植民地さながら。光属性のオーラから逃げるのだ。

公園や駅前は危ない。あいつらのテリトリーだからだ。

 

僕が行くべきところはマンション裏とか団地にある小さな公園。

あそこなら小さな子どもや家族しかいないし僕ぐらいの年頃の男性が平日にいてもキモがられない。

「住人ですけど?」みたいな顔をしていれば何の問題もない。

 

こうして僕の無職ライフは続く。早く終止符を打ちたい。助けろ。

 

タピオカ屋が生活圏に出来るということはかなり周辺住民に影響を与える。

ポイ捨てもめっちゃある。うるさいし。

関係ない施設のベンチすら占領している。

 

タピオカ屋たち及びタピオカユーザーはタピオカのあり方について考えてはいかがだろうか。

1粒のタピオカが与える影響を。

~タピオカエイドジャパン~